
博愛会について
理事長のご挨拶
共に在り、共に歩む
患者さんと共に歩む
1973年、医療法人博愛会は九州で初めてマンモグラフィを導入以来、女性医療分野を中心に予防から検診、治療、緩和医療まで、一貫した体制を整えて参りました。
一人ひとりの患者さんの声に耳を傾け、病気・家族・暮らしなど患者さんの普段の生活を支えたい。その思いを実現するため、診療・ケア・教育・研究など多岐にわたり取り組むことは、私たちの誇りです。
地域と共に歩む
2011年、博愛会は社会医療法人となり、鹿児島県の離島僻地を視野にいれた医療に取り組み始めました。医療を受けることが大きな負担となっている地域に医師が赴き、乳腺特別外来を実施しています。
また広く地域においては、女性の健康を守るため様々な活動を支援しています。活動を通し多くの方と絆が生まれることは、私たちの喜びです。
医療機関と連携し、共に歩む
2014年8月、全国で初めて唯一、乳がん領域において「特定領域がん診療連携拠点病院」に認定されました。各地の医療機関と連携を図りながら、がん医療水準の向上に貢献することは、私たちの務めです。
私たちはこれからも、特徴とする専門性の追求と幅広い対応力を磨きながら、より一層信頼される医療に取り組んでまいります。
社会医療法人博愛会
理事長 相良吉昭
院長ご挨拶
最善の医療をめざして
先進的な医療への取り組み
医療技術や科学は日々進歩、多様化しています。私たちは2007年に米国カルフォルニア大学やスタンフォードがん研究所を見学し、遺伝性乳がんの診断やカウンセリング、予防治療を提供する体制を目の当たりにして、翌年、遺伝性乳がん卵巣がん症候群に対する遺伝外来を設立しました。それから10年以上を経て、2020年4月にようやく遺伝性乳がんの診断や予防的治療、検査が日本で保険収載され、多くの方に提供できるようになりました。現在相良病院では、病理診断医や遺伝性疾患に携わる医師、カウンセラー、看護師、検査技師など多くのスタッフが携わり、専門性の高い医療を提供しております。
治験・臨床研究の推進
一方、新たな治療法や薬剤を開発する臨床研究にも積極的に取り組んでおります。2013年から約4年にわたり米国のダナファーバー癌研究所、ハーバード大学公衆衛生大学院で臨床研究に取り組み、早期乳がんに対する新たな治療戦略に関する研究成果を発表しました。世界中で大きな反響があり、現在国内のがんセンターを中心とする研究グループと一緒にその有効性や安全性を検証しています。
また、がんの再発を予測する遺伝子診断やAIを用いた新たながんの診断方法、画像診断の開発に関しても、国内外の企業、国内のがんを専門とする臨床研究グループと協働しています。博愛会では、患者さんの安全を第一に考え、倫理委員会で研究の妥当性や安全性を検討し、臨床研究コーディネーターが患者さんをサポートしております。
患者さん中心の医療を実践
私たち医療者にとって一番大切なことは、患者さんとご家族が外来や病棟で安心して診療を受けられること、患者さん中心の医療を提供することです。信頼性の高い情報(エビデンス)に基づき、さまざまな選択肢の中から一人ひとりの患者さんの価値観やライフスタイルに合った、最善の医療を提供できるように心掛けております。
共に在り、共に歩む。患者さんに寄り添いながら、私たち医療者も日々学び、診療に携わっています。2020年に完成した新相良病院を訪れる患者さんやご家族はもちろん、地域の皆様や医療者の方々からも信頼を得られるように、医療スタッフ一同、真摯に取り組んでまいります。
社会医療法人博愛会 相良病院
院長 相良安昭
博愛会概要
相良病院
- 入院
一般病棟 56床(乳腺科・甲状腺科・婦人科・形成外科) / 緩和ケア病棟 24床 - 外来
乳腺科(乳がん検診・術後外来)・甲状腺科・婦人科(子宮がん検診)・緩和ケア科・形成外科(乳房再建・色素性皮膚疾患外来)・女性内科(生活習慣病外来・ダイエット相談外来)・麻酔科・腫瘍内科・外来化学療法・リンパ浮腫外来・乳房再建外来・遺伝相談外来・がんゲノム医療外来・治験
さがらパース通りクリニック
- 入院
放射線治療専用病床 16床 / 放射線管理(ヨード治療)病床 2床 - 外来
放射線診断科・放射線治療科
放射線治療・CT・RI・骨塩定量等・放射線検査 - 人間ドック ウェルライフ
人間ドック・レディースドック・MR-PET検診・企業健診等